エチオピアとは
ハマシマガツオ、エチオピア、テツビン
各地でエチオピアと呼ばれるが、いわれは諸説あるが納得のいく説明ではない(下に説を載せた)。相模湾の漁師はオッペタンコと呼ぶ。
築地など関東の市場、静岡県焼津でテツビン(鉄瓶)と呼ぶ人がいる。
徳島県海部郡海陽町宍喰『宍喰漁業協同組合』でエチオピア。
エチオピアの由来
●1935〜1937年に相模湾でこの魚の大漁があり、一般の食卓にものぼるようになった。ちょうどそのときにエチオピアの皇族が来日中であり、この皇族に国際的なロマンスの噂がたって新聞などを賑わせた。それを記念(この表現が不明)してエチオピアと呼ぶようになった。(『魚の履歴書』末広恭雄)
●昭和初期からわが国の南方漁業が急に盛んになり、この魚の漁獲も増えたが、丁度そのころ、わが国とアフリカのエチオピア王国との外交関係が親密であったことから、〈エチオピア〉=〈黒人国〉の連想により、この黒褐色の南方魚を、漁船員、魚商等が〈エチオピア〉と呼び始めた。(参考/『新釈魚名考』榮川省造 青銅企画出版)参照先:https://www.zukan-bouz.com/syu/%E3%82%B7%E3%83%9E%E3%82%AC%E3%83%84%E3%82%AA
「あたりとヒキの強さ」
深海の場合、あたりが明確に出る場合
- メヌケの2kg以上
- アブラボウス
- バラムツ
ぐらいだと思っていましたが、このエチオピアも
ぐいぐいロッドの先端に反応が出ます。
最初はやっと「メヌケ」来たかなと思っていました
残り100mぐらいからガンガンガンガン竿が触れるので
船長共に苦笑いをして、
「あれですね:バラムツですね〜」ぐらいで会話をしておりました。
春の遠州灘はバラムツの宝庫、先日も船中4本上がっているようです。
私も、疑いませんでしたが、今回ふたを開けてみると
「エチオピア、ツマがつお」
- 500mずーっと暴れる 胃袋がないので浮いてもこない
ここらへんがバラムツのあたりに似ているポイントかもしれません。
- 釣った後はの色は銀色ですが、時間が黒色
上が8h後、下が釣った直後
確かに黒になっていますね。
「結局:おいしいの?」
深海って投入時間が長いので、早速釣りながらどうやって食べるのか見てみたのですが
- 美味しい派
- 食べない派(見た目の問題)
- 生食ひかえる派(寄生虫問題)
- 火を通したらOK
- 生も火を通しても美味しくない
こんな感じで意見が分けれていました。
深海特有の2で食べたこともないというのが多いパターンが多いですが
5の意見も多かったので、好奇心に誘われ早速やってみました。
「理由:ベイトがイワシだったから」
釣りをよくしている人とこんな会話になることが多いです
- ヒラメ
- シーバス
- ぶり
- サワラ
- 他
イワシをたらふく食べている魚は美味しい。
今回胃袋をあけると、これぐらいのイワシ(ハダカイワシでしょうか?)
「さばいてみた」
5匹以上出てきました。これは美味しいでしょということでさばいてみると。
綺麗な白身
皮をスクとこんな感じです。
ちなみにこのエチオピア鱗が凄い硬い。
というか鱗取りでやっても全然取れません。
そのまま包丁当てて取ってしまう形でOKです。
切ってわかったので想定通り。
いわしを食べているからか、アブラもベットリ浮いてきます。
「味について」
- メバチマグロのような
- カツオではない
- 酸っぱいというほどの酸味もなく
たぶん、海鮮丼に、メバチです
って魚を普段:食べない人だと
わからないぐらいかもしれません。
昨日:新島金目を10段階で8とすると5ぐらいでしょうか
白身の魚の回答であるある
「ムニエル、揚げ物」を
進める部類であることは間違いないですが、
- おそらくこの魚も血抜きをして
- ちゃんとさばいて
- 身を見て判断
すれば美味しく食べれる魚だと思います。
※エチオピアのフリッターカラッと
あげればおつまみに最高です
あまりポイントが高くない理由として
深海魚特有「脂肪」の旨味があまりない。かな〜と
参考ご意見までに
「寄生虫について」確かに:お腹側の柵にはいました。なので生で食すのであれば
背中側をおすすめいたします。
カツオ、マグロにいる類の白い米みたいなものです。(写真は自主規制)
エチオピア引きは強いので楽しいのですが皆さんいかがでしょうか
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