今回の主役:「キハダマグロ」!
- クロマグロ
- キハダマグロ
- ビンチョウマグロ
- メバチマグロ
- カジキマグロ
釣りの種類はいっぱいいますが国内全般で狙いやすいのが
「キハダマグロ」でしょうか?
- 熊野灘
- 遠州灘
- 御前崎
- 伊豆沖
- 三浦半島
- 房総半島
各地域ごとに、熱心なマグロファンがおりますね。今年は特に三重から御前崎まで例年と比べてもアタリ年のようで各地方でマグロが上がっています。
※2019年の話
通常「手巻き深海」ではないので畑が違うのですが、
今回はマグロ備忘録で書いておきます。
「マグロ」ナイアガラボイルとは?
釣りをしていたり、無線を聞いていたり、関連のブログを見ているとよく見る「ナイアガラボイル」ナイアガラの滝のようにボイルするって意味かと思いますが、今年は観れる可能でも格段に高いのではないでしょうか。ボイルしている時間が長いほど、ヒットの確率も高くなり、キャッチする可能性も格段に上がりますね。
前日のキャッチ率 「37.5%」9catch/24hit
連日好調なマグロですが、私が行こうとすると、なかなかいい日に恵まれない。しかも終日になると静かになってしまう。「週末を知っている?」と思うよなキハダ達、先週の日曜日の午後も全く反応のない。無風べた凪の快晴でした。今回も前日がバイトは数え切れないという何とも最高なマグロ日和だったようで、流石に期待してしまいます。
「37.5%」前日のヒット数➗キャッチ数ということで、1匹とるには少なくとも3回はヒットさせなくてはいけない計算ですね。だからバイトが多ければ多いほどいいことに越したことはありません。
「マグロキャスティング」の定説🐟?
- まともに投げるのに1年
- かけるのの2年
- とるのに3年
似たような表現は多々あると思いますが、「あながち」間違っていないと思います。
それぐらい難しく、運の要素も強いし、釣り人の技量も通常の釣りよりも必要だということですね。去年は天気もあって実際に出れたのは2回だけ、バイトも一回のみ、遠州灘だと通常運行です。ただ、今年は黒潮の大蛇行の影響下、水温の高さの影響下、マグロの出現率がすごいようです。すでの70本以上あげている船があるぐらい。今年はあたり年ですね。
最初のヒット「リング」を伸ばされる?
今回は釣れる気満々で船に乗りましたが、あくまでも魚の顔が見れたらいいスタンスまで期待値を落としてポイントへ向かいます。西か東か?「ほうほう😏」皆さん、今日はそちらの方面ですか、最初の方向とちょっと違ったので方向を修正して40分ぐらい走ります。そうすると早速鳥とナブラが出始めます。ナイアガラと言うほどでもないですが、ポツポツと湧いては消えての繰り返しです。
今回のヒットはそのポツポツナブラを追っかける中で少し、船の近くでボイルが起きました。鳥たちが「八の字」に動きながら、追われたベイトを着水しながらつまみ始めます。最近この鳥の飛んでいる状態と海の中にいるマグロをリンクさせながらキャストさせられるようになってきた気がします。(※まああくまでも妄想ですけど)
目の前で、まだマグロが飛んでいる中にカーペンターBF100を投げ込んで、
- 1
- 2
- 3
「バッシュ!」(魚体も見えてでかい)
「うわ、出たっ」て心の中では思いながらもロッドはキープしつつ、重さが乗るのを待ちます。ヒット一発目から、見事に乗ってファーストランが始まります。
ジー、ジー、ジー
ふっとテンションが抜けます。
「あ、ばれた」ルアーはついているな
最初っから、頭を「フリフリ」しながら「なかなか」の大きさです。
ただ、さっきの写真の通り、スプリットリング伸ばされ残念ながら逃してしまいます。
結局は「運」ですね
- いい天気の時に
- いいマグロの群の時に
- いいキャストができて
- いいタックル&システムを組めて
- いいヒットが起きて
- いいリトリーブ
ができれば、「キャッチ」できるのですが、このヒットが自体は基本的には「運」ですね。
「ルアーへの反応の違いはあるか?」
どんなにナブラが出ていても、出る時間が短かったり、「何度」いいところにキャストできても食わないことがあります。
「ルアーに反応がいい群」と、「反応が悪い群」がいることも事実です。別注ヒラマサなげてもBF100なげてもヒットする時はなんでもヒットします。今回は最初のヒットが出てからはずっとそんな感じです。いいところに、キャストが決まれば2人うちどちらがヒットする状況でした。ルアーの違いというよりは、「日」がいいという状況でした。
投げた後の「ほっとけ」 がすごい
「良い日」のマグロのバイトは迫力満点です。私自身は、ブラックバスからはじまりシーバス、キビレ、クロダイ、すべて経験していますが、あの巨体が飛び跳ねる姿は圧巻です。
先ほどの一回目の「ヒット」から間が空きましたが、東の方角に船を向かわせると、東に向かったマグロの群に出会います。しかも、頭をあげて、体全体が見えるようにボイルしています。「すげー、すげー」と思わず口から勝手に出てしまうようなスーパーボイルです。周りを見回すと、再度船の近くで「ボイル」発見!改めて南の方へ船を向けて飛ばします。少し遅れ気味の船の到着で、マグロのボイルは落ち着いているのですが、まだ鳥が同じように「八の字」に飛んでいる状態だったのでそこめがけて、ルアーを投げ込むと、案の定
「バッシュ!!」
ただ、そのままBF100が大型マグロに飛ばされてました。
「明らかに食うのが下手すぎるw」
ただこれは飛ばされたBF100がまた後ろのマグロが食うだろうと思った、0,5sぐらい後に早速後ろから
「バッシュ!!(再び)」
ボイルの下には数匹のマグロがベイトを追っかけている状態なので、仮にマグロにルアーを飛ばされても、出ている時は様子を見るために「ほっとけ」しましょう。
「キタキタ〜」とやっとまともな「ファイトスタート」です。
ファーストランで
「ジージージー」
ナイアガラボイルで、至る所で目の前で30〜60kgのマグロが飛び回っています。
巻いて、リフト、巻いて、リフト
ジージージー
巻いて、リフト、巻いて、リフト
ジージージー
の繰り返しです。
モリで突いた後も、3人男で必死に引っ張ってやっと
「どーん」Yellow Fin
体力限界と使いかた
数十キロのマグロが走った場合、人の手の力だけだと、すぐ疲れてしまいます。というか、下手したら、ロッドを持って行かれてしまいます。ですので・・・
- ロッドを曲げつつ
- 体重を後ろにかけつつ
- ポンピングで少しづつ巻き続けます。
それでも、ギンバルがちょっとずれたものを直したりしただけでも、ちょっと体に負荷がかかります。そして、この負荷のかかった時に、自身のラインシステムをどこまで信じられるのか?ドラグをもっとかけた方がいいのか?経験しないとわからないことも多いですね。
ただ、なんでもいいですが、ギンバルはマグロ狙うなら必須アイテムだと私は思います。
3ヒット1キャッチ キャッチ率「33%」
やっぱり、約3割のキャッチ率でした。ただ、
- スプリットリング伸び
- ロッド折れ&ラインブレイク
この二つは取れた2本なので、まだまだ改善の余地が多くありそうです。
三回目のヒットは魚にロッドを「初めて」折られた
最終的には個人フィジカル不足が原因と、不注意が要因ですが、さすがに今回は魚におられた感が個人的にはあります。(まあ甘えですかね😅)散々、0〜600mでは竿が折れるのは扱い方の問題と思っておきながら今回ばかりは50%ぐらいは魚のせいだと思っています
ただパワースローの方が体力的には楽?
パワースローでキハダはとったことはありませんが、
- ロッドを曲げて獲る
- ロッドをストレートにして獲る
今回、強制的に折れたことで、やってみてわかったこと
「曲げて獲るよりも、ストレートポンピングした方が、体力的には負荷が少ない」。
マグロの場合は、根に入られて切られるというリスクはないので「時間をかければ取れる」という点でもストレートポンピングでも十分上がってくるのが十分時間理解できました。
ただ、6号のPEと150LBのリーダーでやっているので、2.5 号に落とした時に同じことが自分できるかはちょっと未知の世界です。
「投げたらヒットタイム」は後半は✖︎
そのあともヒットは続き2人、で合計7ヒットでした。ただ14:00以降のナブラはルアーへの反応も悪く、浮きも短いため、ヒットに持ち込むこともできませんでした。
6号でも平気で切られる?
今回3回目のヒットで、ロッドがおられ、残り5mと行ったところでラインブレイクしてしまい、惜しくも同じ日に2本を獲ることはできませんでした。結果リーダーでもなく、スプリットリングでもなく、PE6が切れました。FGノットのつなぎ目なのか?船体すれた際の傷なのか?最後はストレートリフトしていた残り5mで無念のラインブレイクです。すでに一匹取れていたので心理的落ち込みは少ないですし、仮にあがっても船に保管できるクーラーもすでに無いいので、釣り上げていたらそれはそれで強制終了になっていましたが・・・・釣り人的には、「目の前残り5mで、しかも一度リーダーまで入った」40kgサイズのマグロを逃すのはやっぱり悔しいものがありますね。😅
帰り道は静かなもので
帰り道でのエドコボイル/ナイアガラボイル期待しましたが、今回もなし、本当の全体の海域でボイルしているわけではなく、船長やご協力いただいている周りの船の方みなさんの嗅覚のおかげです。
ライントラブルは慎重に
今回、魚の反応がいい時は、エアーノットなどでライントラブル時は特に注意しないと恐ろしいと改めて感じました。だいたい、ほっとけで着水、テンションはって数秒後にバシュ!っとでることが多いので、エアーノットや先端の絡まりを直している最中にマグロが出てもまったく、おかしいことではありません。むしろ、普通に起こり得ることなので、マグロハンターをこれから始める方はライントラブル時はルアーを放置してラインを直す時はいつも以上に扱いに注意した方がいいかと思います。
膝が震える
マグロをやるまで、気づかなかった、マグロをかけると、「普通に膝が震えます」自分の想像を超えて、体は恐怖感を感じているようです。「あ、こいつにはかなわないな」って思うことってなかなかこの平和な日本では起こることはありませんが、マグロ相手、自然相手だと、リミット無い分恐怖感も多いですが、そこも一つ楽しい理由かもしれません。
飛んでる大きさに恐怖感を
一匹をあげてからのボイルはその恐怖感があります。膝と、背筋と、手の筋力が落ちているのも理由かと思います。ただ、それでも「投げない」って選択肢は私にはなかったみたいです。「また投げてしまう」釣り人というのは愚かな生き物ですね 😅
帰港後も捌くので大変😅
釣れないよりは釣れた方がいいのには間違いないのですが、今回は「絶対釣ってやる」ということで、出刃包丁も刺し身包丁も持参していたので、現地で半分だけ解体して3人で分けました。
ただ、マグロ現地解体で改めてわかったこと、
- エラの周り
- 頭の骨
- フィン
ここら辺は硬くて出刃包丁であっても切れません😅
現地でカットされるの出あれば、頭を取らずに体のブロックごとにカットしてビニールに入れて持って帰るのが無難かと思います。もしくは小さいノコギリでも持って行った方がいいかと思います。
二日目:キハダは赤身が美味しい
クロマグロのような大トロはありませんが、キハダの赤みもさっぱりして非常に美味しい。今回、ブロックごとに切り分けて残った、体からはスピーンでほじくると大量の中落ちが確保できます。これだけでも8人ぐらいの漬け丼になるんじゃないかな?と思うような量の中落ちがとれました。
- 生姜の漬け
- ニンニクの漬け
- ごま油と唐辛子の漬け(おすすめ)
- 柚子胡椒の漬け
いろいろ食べ比べを実施しましたが、初日は「中落ち」だけでお腹いっぱいです。
珍味:二日目「キハダの心臓」
臭みも全くなく、コリコリ感、そして、本当にいわゆる釣り人の特権珍味です。
珍味:キハダ「ハラミとレバー」
その中でもまず二日目にいただいたのが
レバーと横隔膜:はらみです。
魚特有の匂いはありますが、レバーもはらみも濃いめの味付けにして食べると、知らない人が食べたら、マグロのレバーと気づかないかもしれません。
珍味キハダ「胃袋」
今回、スプリットリングを伸ばしたこと、ロッドを折ったこと以外、3つ目の失敗を犯していまして、それがこの胃袋について、最初の解体の時になんと、胃袋を間違って捨ててきてしまったことです。少しだ、お腹に残っていた胃袋をお酒に漬けて臭みを飛ばして、茹でて薄切りにして食べて「がっくり」すご歯ごたえ、なぜ捨ててしまったのだろうと後悔しております。
珍味キハダの「白子」
前回釣った時は白子はなかった気がするのですが、今回はどでかい白子がでてきました。グーグル先生に聞くとごくたまにスーパーなどでも出回っていて、たらやフグのように癖のない濃厚な白子ということで、まずは茹でで食べてみると、「クリーミー」で本当に癖のない白子です。ただただ、多いのでいろいろ楽しめました。
- 茹でポン酢
- てんぷら
- バター醤油炒め
個人的にはバター醤油炒めが「酒の肴」に最適です。(飲まなかったけど)
鉄板「漬け丼」
鉄板「キハダお刺身」
六日目ぐらいからマグロの身旨味も落ち着いてきて美味しい
トロはどうか?
サシはクロマグロみたいにはありません、さっぱりとした中にもやっぱり、赤みとは違う旨味があります。キハダマグロのトロの部分
ブロックで保管🍣
半身:で約20kg弱 冷蔵庫が埋まります。覚悟してブロックを置くスペースを確保しましょう。家族の理解が必要です。
数日もするとマグロ嫌いが現れます。保管方法、気配り、心配り、もしくは、仲のよい知り合い、親戚に早い段階で配った方がいいかと思います。
ただ、3日ぐらいで「また釣りたい」
釣り上げてしまうと、「もう当分はいいかな?」って一瞬思ってしまうぐらい、疲労困憊、三日は背筋全体と腕の筋肉痛に悩みましたが、今シーズンはあと何回出船できるか、せっかくのお盆前後も台風直撃で太平洋側はあんまり釣りができる状態にはありませんが、次は自身の体重越えを目指して?!
さっそくヤマガの81/6を取り寄せました。
三日もすればまた釣りたいと思うようになるので不思議なものです。
素人がマグロ釣ってみたYoutube
とりあえず、マグロ素人が思ったこと全部まとめたこんな感じになりました。これから始める方「マグロハンター」ってこんな楽しいですよ。ぜひ始めましょう。
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