アカムツをまず1匹釣りたいって相談
去年はアコウダイやキンメがメインでアカムツの投稿は数回😅
2019年はアカムツは少なめだったと思います。
そんな中「アカムツをジギングで釣りたい」と相談をもらいました。ちょっと期間も空いたし改めてまとめてみようかと思います。
- 魚種:アカムツ
- 道具:ジギング
- まずは最初の「1匹」
これをテーマに改めて書こうと思います
- これからジギング自体始める方
- ジギング経験有り中深海を始める方
向けに改めて書いてみるので
知ってる方は飛ばしてください。
ということで
アカムツジギングを因数分解してみました。
☑︎アカムツタックルの準備
忖度なしに
- リール オシアジガー2000HG
- ロッド PSJL 603-4
- ライン バークレイSFL 1号
- ジグ スピンドル又はクランキー
- リーダー 4号
- 溶接リング #4号
- スプリットリング
- フックJAMフック #3/0
2020年にて「最初おすすめ構成」は
上記です。
以前からあんまり変わっていません。
あくまでも「最初のアカムツの一匹を釣る」なので好きなのあったらそれ使ってください。優先的に選んでほしいのは
- ライン 感度に関わる
- ロッド アタリに関わる
は特に「マストアイテム」かと思います。
300m先の情報元の根幹部分だと思います。
ラインかロッドかって言われたら
うーん
究極「ライン」かな🙄
- グリーン
- カラード
はどちらでもいいです。
それぐらいライン感度が重要ってことです。
☑︎アカムツ、ジグ「フックバランス」
- 2本ばり
- 3本ばり
- 4本ばり
ここ1-2年は二本ばりに落ちつく。キンメをやり始めてから根掛かりのリスクから不用意に針を増やさなくなったのとそれでも結果が出ているので最近は二本が多いです。エコですし😗
☑︎アカムツフック「スタンダード」
スピンドルで想定すると
市販のJAMフックの既製品でも長さが合いやすいと思います。
☑︎アカムツフック「3本」例
以前は二本フックぐらいだったのが、オーナーさんが
こういう3本ばりも出しているんですね。
基本リア側への取り付けがメインだと思います。
☑︎アカムツフック「4本」例
☑︎アカムツフックと長さについて
ロングジグをの場合、70-100mmぐらいのフックで合わせて行くことが多いです。
基本長さはジグの1/3+α
αは「絡まない程度に長く」するという意味です。
多少被ってもジグを飛ばさなければそこまで絡むこともありませんが、
フック同士は絡まないようにセッティングするのが理想です。
☑︎アカムツフック「アシスト」材質は?
アシストラインの材質は、固めのフックが暴れ過ぎないものが良いです。
ザイロンに変えてからジグへの絡みつきトラブルは自作フックでも各段に減ったと思います。
- フックアイにミスフックしない
- エビらない
- ジグを抱かない
全てはフックを魚をかける最適な状態のためにするための選択です。
☑︎リーダーとラインは「FGノット」他
リーダーどSFL(スーパーファイヤーライン)の接合はこんな感じです。頑張って覚えましょう。
☑︎早速「アカムツ便」予約で海へ!
道具が準備できたら早速船を予約しましょう。
ホームだと5船ぐらいアカムツで利用させていただいています。
ただ2019年は特にアカムツはきびしさを感じると年でした。
- 予約
- 前日出船確認
通常の船と特に変わりません。地域によっては13時上がりや6時間など制限があると思います。
船長が最近はいろいろの予約方法が増えてきて便利になってきましたね。
- 電話で直接
- メール
- Line
便利な世の中です。1番の旬な情報は船長に聞くのがいいパターンもあります。
☑︎「アカムツ便」は誰か連れてって
最初は誰かに連れて行ってもらうのもいいと思います。
アカムツ便の場合、メインで狙っている船もあれば、
予約時に乗合設定で最初の予約の方が
「釣りもの」を選べるシステムの船が多いです。
遠州灘の場合、年中「アカムツ」が釣れているわけではないので、
船の予約状況を見ながら
「いつならアカムツ出れますか?」と予約した方がいいと思います。
(個人的には年中アカムツ便予約はしてます)
冬場は西高東低の気圧配置
西風ビュービューなので
12月ぐらいからは出船率が異様に下がります。
月に一回ベタナギ(波も風もない)日が当たればいいぐらいなので、
週末アングラーの方はなかなかハードルが高いです。
ただ平日は平日で人が集まらないので出船もできない。
- 不動産
- 美容師
- 釣具屋の店員
も土日が仕事なのでなかなか行けないと嘆いていました。
というわけで「アカムツ便」は狙っていかないと海にもなかなか出れません。
頑張って予約してあとは天に祈るのみです。
☑︎ガイドにリーダーに通す
天気が当たれば、もうあとは期待を胸に海に向かえばいいのですが、
今回は「アカムツジギングの最初の1匹」ですので、
ここから書きます。リールからリーダーを取り出して、
各ガイドに通していきます。
リーダーがメインSFLにクロスしないように注意してガイドに通しましょう。
ここで基礎中の基礎の話ですが
リーダーを入れ間違えると
- ここでラインが切れる
- ジグだけが飛んでいく
- ガイドが抜ける
たぶんですよ。
やります。きっとどこかで😅
何名かは経験されると思うので落ち着いてやりましょう。
慣れてる方は移動中にもやっていますが、
無理せずにリーダーはガイドを通していきましょう。
特に中深海ともなるとジグも重いのでいろいろと損失も大きいです。
☑︎リーダーとリングを結ぶ
- ユニノット
- クリンチノッチ
- パロマーノット
これも4号のリーダーなので16lb
7.2kgだとすると
平均的に「7.2kg」かけたら切れますよ
「9割の結束で6.5kg弱」
保険で余裕度を見てシステムを組みましょう。
“アカムツ”ならそこまで
走られてきられるってことは
考えにくいのでそれなりに結束できればOKです。
☑︎アカムツ便「ドラグの設定」
さっきの6.5kgの半分ぐらい、2-3kgのドラグ設定でいいかと思います。
メーターがない場合は、ラインを手で引っ張ってスルスルと出るぐらい。
ラインが細いことには変わりないので、
300m水深で300gのジグでロッドを動かして、
少しラインが出るから出ないからぐらいでいいと思います。
レバードラグならストライクでスルスル、
フルで巻き上げに影響ないぐらいで設定しています。
スタードラグもスルスル出るぐらいでハンドドラグで調整しましょう。
ガチガチでドラグロックしてしまうと
アカムツは口の皮膚が弱いので切れやすく、
しかも残り50mでまた暴れて
「ばらす」確率が高くなります。
☑︎ジグにフックをつける
ここでも不用意にフックが
- リーダーやジグ本体に絡んでいないか?
- ロッドにリーダーが絡んでいないか?
は常に注意して、船長からの投入ゴーサイン出た瞬間にいつでも投入できる準備をしましょう。ここで何かトラブルがあると投入チャンスを失うか、せっかくのバイトもモノにできません。
- フックがジグに絡む
- フック同士が絡む
- リーダーと絡む
何かシステムに改善がある状態です。釣れない場合はより確認するといいと思います。
- アシストが長い
- フックが大き過ぎる
- リング系が大き過ぎる
トライアンドエラーです。
ジグを投入前に落とさない
300gのジグ でも落下して指に刺されば貫通または「かえし」まで「ザックり」行きます。
- 帰港決定
- 病院直行
自分のことも道具も自分で守りましょう。
ジグは投入前まで
- ジギンに入れておく
- 蓄光機に入れておく
- 手で持つ
少しでもリスク回避しましょう。
アカムツ船での座席について
船の進行方向で最初にジグをアカムツ目の前にトレースできれば、
少なくともチャンスは最初にきます。
船首か船尾か、違いは出ますが、
「最初に1匹」って考えると船首は上下が動きが激しく
- ジグの高低差が安定しない
- 負荷バラツキでフックオフ
のリスクがあるので波があるときはできれば控えた方がいいと思います。
☑︎アカムツ「投入開始を待つ」
船長:「はい、投入どうぞー」
フックかジグを持って
そっと海面にジグを投入します。
投入も変な方向で
入れたりしたらこの段階でミスフックします。
テンション張りながらテールから落とすぐらいが良い思います。
そっと投入しましょう😊
☑︎ガイド絡みなしで「投入」
投入前に絶対見てください。
先端のガイドにリーダーがが絡んだ状態で投入すると
リングのつなぎ目で切れるかガイドが壊れます。
毎回ここは注意しながら
そっと投入しましょう。
折れたら高いです。
風と潮の流れを把握
「最初の1匹を釣る」の段階では
まだ知ってればいいよ!ぐらいですが、
船がどっちに流れて潮も
どっちに流れているのかは
把握しておいた方が良いと思います。
☑︎時にはジグは斜めに入れる
これは、必須の知識ではないのですは、
投入時にまっすぐ落ちれば良いですが、
^_^ジグは最初の投入角度に沿って慣性の力と形状の摩擦で斜めに入れると
最初はそのまま斜めに落下していきます。
これを利用して最初は
横にいる人と方向を変えた方が良い場合あります。
最終的には着底して
数回ラインを立てていればまっすぐになってきます。
(※上潮が2ノットとか太い2-3号などラインを使っていない限り)
最初の投入時にラインが同じ方向で絡むことのないようにするための対策方法です。
ただ船長との狙っているポイントと違うところにジグが落ちることにもなるのでHowとして知っておきましょう。
☑︎バックラッシュ注意
アカムツで使うようなベイトリールはスプールは
基本フリーの回転し放題です。
最初の浅いところでは親指で少しづつ押さえながら
ラインが「ぐちゃぐちゃ」にならないように注意しましょう。
みんな経験はしています。
起きてしまったら、周りに助けを求めてラインを持ってもらいましょう。
先端に300gをつけてのバックラッシュの対応はなかなか大変です。
☑︎ラインスラッグも情報元
このジグを落としている最中から釣りは始まっています。
- ラインが一定スピードで出ているか?
- どの層が潮が動いてそうか?
- 何か中層にベイトはいないか?
- 着底したか?
- 深さごとの潮の重み
- 魚の反応
- 着底の判断
通常のラインの落ち方とそれ以外の落ち方を体で覚えるのも非常に重要です。
☑︎着底が水中情報の全てのゼロ点
着底したら、ラインとジグがまっすぐになるようにいとフケを取りましょう。
300mの深さなら初めてこの瞬間にジグとリールが300mの糸電話の状態です。
中深海はこの「着底」が全ての基準です。
- 着底が基準
- そこから竿をあおると1-2mぐらい
- ワンピッチしたら3m
なので結構範囲は狭いです。
ただ底は駆け上がることもあれば、
駆け下がることもあるので
基準点は常に見直しましょう。
着底後ラインスラッグ取る
中深海でおすすめ仕様でシステムを組んでいれば、着底感とれるはずです。
質問:着底ってどうやって判断するんですか?
- 流れていたラインが一瞬停止
- ロッドが瞬間戻る
ただ一瞬です。一度着底するとラインだけが
流れ始めてまたスプールが回転始めますので
着底を見逃さないようにしましょう。
着底感じたらリールを3-10回巻いてテンション張ります。
ジグと海底の糸電話です
☑︎潮の重みとジグの重みを感じる
- ジグの重み
- 潮の重み
この二つを判断する、いや区別するためには
自身のパイロットジグを作りましょう。
使っていくとこの差分もわかってきます。
☑︎底質を把握
着底時に砂地からジグを抜こうとすると
ズボッと抜ける感覚があります。
砂地だと根掛かりも少ないので
トントンやってみると感触掴めると思います。
アクション①最初は3mを攻める
- ワンピッチをゆっくり
- テンションフォール
- 500mm範囲
で探るのが多いです。
ただ、青物のようなワンピッチジャークのスピードではありません。
どちらかというと「ゆっくり」なワンピッチです
落とす範囲も狭い範囲でいいと思います。
テンションフォールで魚の目の前ジグを置きにいくイメージです/
☑︎アクション②1m以下でボトムノック
うっかりカサゴを狙うようなアクションに近いですね。
魚を散らすっていうデメリットもあるのですが、そこをじっくり動かす制限を自分に利かせるためにボトムノックはあります。
☑︎アクション③じーっと動かさない
ジグの動きもテンションかけながら
落とすとプルプルしてるのが伝わってきます。
☑︎船を上下を利用したアクション
船の上下を利用してジグをフロントから飛ばすアクションです。
- 船首が上に飛んでいる時に
- ロッドも大きくあおって
- 初速MAXで飛ばす
ジグがこれでロングジグの場合綺麗に飛んでくれます。
広範囲にジグで探す、魚にジグ を見つけてもらう。
繁殖期には攻撃の対象にしてもらうときは有効かと思います。
ただすごい疲れます。🙄
船を上下をあえて吸収したアクション
船首でなくても上下に動くと糸電話の状態でも
ジグがどうしても動いてしまいます。
なのでそれを作為的にロッドと人の手で動作で
殺してジグの動きを抑えます。
よくステイで食って来るという表現をしますが、
意外とジグは動いていると思っています。
捕食行動でのアカムツに関してはあえて
吸収した方が反応があるのはそういう理由だと思います。
☑︎バックスライドさせる
フロントから飛ばない時などは、フリーで落としてバックスライドさせるのも有効です。
- 上げからのフリーフォール
- ジグ形状で動くものを選ぶ
☑︎捕食行動と攻撃行動
アカムツが釣れる時って
- 餌として食べに来る
- 敵として攻撃して来る
のどちらかだそうです。
よく釣れるので「餌」と
言われるのがこちらスピンドルです
アカムツ ヒット〜回収について
質問:そもそもあたりってどんな感じですか?
- アカムツ ココン ※50mでゴンゴン
- スミヤキ ゴンゴン
- ゆめカサゴ コン
魚種判別の重要性
これは「最初の1匹」では考えるのはやめました
。魚がついている怪しさを感じたら丁寧に巻き始めましょう。
「合わせ」は向こう合わせまたは巻き合わせで豪快に入れる必要はありません。
☑︎適切な巻きスピードは?
アカムツの回収スピードはどれぐらいがいいのか?
- 1秒で一回転弱
- テンションを一定に変えない
- 船の上下を意識
- 潮の層重さを忘れずに
3が意外と最初は意識できてませんが、
想像以上にフックの穴を大きくさせてしまう要因だと思います。
「魚との糸電話」に集大成ですね。
もう少しで目の前に
残り50mで
「ゴンゴン」
ってテンションMAXですね。
「アカムツジギングの最初の1匹」まで
もう少しです。
最初の1匹頑張りましょう
書いてたら「アカムツ」
行きたくなってきました。それでは👋
追伸 「魚が見えたら!」
必ず「タモで」救ってください
大事にしましょう最初の1匹