☑︎レバードラグ実測値は?
今日の記事はレバードラグの実測の値について
計測したので記事にしておきます。
ちなみに
PE2 monster gameのメーカー仕様は
Max : 45lbs =約MAX20kg
普段使っているテンション
深海でやるときは“細いと”が多いので
わざわざドラグの測定まで実施しません。
ストライクでちょっと“出るぐらい”
MAXで1.5号のラインが出て引っ張って切れない
ぐらい。既にカンコツ作業です。
ただショップをやっているとくる相談は
“現状のリール”ドラグ性能ではなく
MAX値が不足して勝負する前に魚を逃した
だからドラグ値を強く設定ができるリールがほしい
という相談です。
なるほど
- マグロ
- アカムツ
- アコウダイ
- キンメダイ
年中狙っている魚はそこまで
MAX値を気にしないので
正直“走るなら走らせておけ”スタンスなので
測定していなかったので
普段のリールで測定まして見ました。
☑︎レバードラグ設定の基本は?
あくまでも一般論では
- リールドラグはライン強度の1/3または1/2
仮に34.5kgで想定すると
11kg-17.5kgですね。
理論上は
- 魚の引っ張り力
- リーダー
- ライン
- ドラグ
1>2or3
にならなければブレイクしません。
※ヒレに当たるや根に入る場合を除く
ただ
- つなぎ目は能力の80-95%
- 傷はもっと低くなる
なので4号でも魚を10kgぐらいのプレッシャーを
与えながらあげてこれるということですね。
☑︎ドラグが“滑る”ってどういうこと?
「滑るって」結局どういうことかというと
1魚>4ドラグになった時にラインを放出して
- ブレイクを防ぐ
- 魚にプレッシャーを与える
- 疲れさせる
のが目的を達成できない。
走った魚は
- ラインがヒレに当たる
- 根に潜る
- 結果ブレイク
この時に滑ったから“魚が取れなかった”
あと、
滑ってハンドドラグで焦って指で押さえてしまいブレイク。
これは細糸でやってるキンメ外道のバラムツでもよくあります。
を経験されてドラグ値が高いものを要求されている。
こんな流れかな?と
みなさんもそうでしょうか?
- カンパチ10kg越え
- ヒラマサ
ゴリゴリ主導権を魚に与えないファイトでが10kgを超えるようなガチンコ設定が必要
ってことなんだと推測します。
☑︎レバードラグはなぜドラグ値が変わるのか?
レバードラグの
- ストライクとFULLってなんですか?
- ドラグノブってどうやって調整するの?
- 何キロまでかかりますか?
などいろいろ質問頂きますが
大きくまとめるとレバードラグ
- PE2
- PE5N
- PE6
- PE8
- VS2000-3000
シリーズすべてのレバードラグの調整は
- レバーでの位地で調整
- ドラグノブでの回転で調整
この二つだけです。
もう一回言います。この二つだけです。
左がレバー本体 Re program plate ドラグノブ本体
実際にレバードラグの調整は真ん中が”要”部品です。
特にレベルをメカニカルで変則しているのは
真ん中のリング上の部品です。
Reprogram plate
と言われる部品です。
フリーの状態 ストライクの状態
大丈夫かな
こんなマニアックな記事でと
不安になりましたが続けます。
参考までに書いておきますね
- この赤いラインがフリーの状態
- なだらかに上がってストライク45度
- 黄色いラインからさらに押し込みフル+約20度
レバードラグのドラグは
ここのメカニカルの位置と
ディスクの挟み込み具合でドラグを変えます。
文章よりも動画ってことでこちらを
レバーを動かすとこのリング側面を上り、
中のディスクが挟まれてドラグがかかる。
通常はベアリングで回っているだけなので
フリーのときはほぼ
ベアリングの回転なので
非常に滑らかに回ります。
なのでメンテナンス後によく
フリーでこんなに回りました!
って見ると「うわーすげって」
インパクトはあると思うのですが、
実はリール性能面ではあんまり関係ありません。
フリーのときっって“フォールの時”の性能ですからね
自分でやると気づいてしまいます。
ただ、メンテナンスして
何秒回るかは自分でもやりますけどね
分かってます「自己満」です
ラインの巻き方や重さでの偏心次第なので
ここ16:45秒ぐらいにで回してます
イメージ湧きましたでしょうか?
☑︎もう一つの調整機構”ドラグノブ”とは?
ドラグノブ
黒いシールが貼ってあるのがドラグノブ
ここの回転によって大元のドラグ値が変わります。
ちなみに3年ぐらい使ってるスタッフのリールで
まずは”ドラグノブを締めるとどうなるか“値をとりました
角度/Kg | ストライク | フル |
0度 | 0.2 | 0.2 |
90度 | 0.6 | 0.8 |
180度 | 1.3 | 2.9 |
270度 | 3.6 | 5.8 |
360度 | 6.4 | 8.4 |
全く回転させないと、そもそもドラグは効きません。
中深海で行うのであれば、一回転もさせてなくていいのが表を見るとわかります。
金目やアカムツであれば3-5kgのゆるゆるドラグで十分ですからね。
ただ、先の記載をしていた、”カンパチや”ヒラマサ”と行ったような青物
ファーストランがキャッチ率に影響が出るような魚は360°以上回して使ったほうが良い。
というのがよくわかりました。
- 測定も一回
- 滑り出しを目視で確認
- 3年しようしてリールでの実測データです
メーカーが保証をしているもではありませんのでご参考までに
☑︎レバードラグPE2のMAX実測値17kgまで測定
あれ、全然16lbs=7.2kgしかかかっていないじゃん。
いや、違うんです。もともとPE2に5号のリーダー&1.2号のSFLしか巻いていないので
そもそも20kgかけられませんんでした。
ということでリーダーを14号にFGで巻き直して”仕切り直しました。”
「バチん」
予想外に、14号でも切れてしまう。
22kgぐらいまではいけると思うのですが
しかも、11kg
しかも、つなぎ目でなく、リーダーからプッツンしました。
何か、傷でも入っていたのかもしれません。
「なんでだろう、こんところで、きれるか?」と思いつつもう一回
リングと結んで、テストしてみました。
次は
ドラグノブは3回ぐらい、そうすると、そもそもレバー自体がそもそも
上がりにくくなります。実用性はなさそうな感じでしたが、
17kgまで数回繰り返しは出ました。
あくまでも動き出しの、”目視”テストなのでご参考までに
ただ、数回後、「バチん」
ということで、リーダーは17kgでこれぐらい途中断線するみたいです。
リーダー巻き直せば、20kg検証もできそうですが、
今日はここで終了にしました。
結構、この近距離で17kgで切れた時の反動が
めっちゃ怖いです。みなさまもテストする際は
飛散物が目に入らないように
ご注意の上トライください。
結論”PE2の実用ドラグ”としてかけても
MAXの20kgの0.7掛け14kgぐらいが
現実的に調整が行いやすい範囲なのか?
- フル 14kg
- ストライク10kg
が目安になりそうです。
参考までにレバードラグでの実測数値と考察を記載してみました。